死刑にできない理由!!

  • 2010.11.20 Saturday

死刑!!



日本の刑罰で

最も重い刑罰だと思う!!



最近、

殺人事件などの裁判で

死刑か無期懲役か

刑罰が論争になることが多い!!



事件内容を検討し、

熟慮を重ね、

出てきた結論は、

無期懲役の方が多いように感じている!!



被害者遺族からしてみれば、

悔しい結果だと思うが、

個人的に死刑にできない理由が

あると思っている!!



それは、

加害者の行動、言動も

もちろん左右されることはあるだろうが、

裁判官、裁判員たちは、

自分たちの手で

人を殺すことになるということ!!



直接では当然ないが、

死刑宣告は、

その人の人生を終わらせることを

意味している!!



加害者が

どんな悪事を行ったとしても、

それを裁くのは、

我々と変わらない

被害者と変わらない

ごく普通の一般人であり、

悪人ではない人たちである!!



その人たちが、

人を殺す宣告をすること!!



それが、

どれだけ重いことかを

よく理解している!!



たとえ、

どんなに悪人だったとしても、

人の命の重さを知っているからこそ、

判断に迷うものだと思っている!!



以前、死刑執行する場が

公開されたことがある!!



そこで、死刑執行する際、

行うのは、当然我々と変わらない人たちで、

彼らには、ずっと付き纏っていく

人を殺したということ!!



法務大臣の命令で

死刑執行を行われるため、

いわば、上からの命令で

それを実行するだけなのだが、

実行者が一番辛く重い!!



実行者自身に

何ら落ち度などはなくても、

実行者には、

必ず罪悪感を感じ、

それを後々まで引き摺ることになる!!



それを少しでも

緩和するため、実行者には

だれが殺したかわからないように

複数の人間がボタンを一斉に押す!!



人を殺すことを

何とも思わないでいる人間がいる一方、

人を殺すことが

とてつもなく重く、

後々まで引き摺る人の方もいる!!



当然、

人の命の重さを知っているため、

後者の方が多く、

人を殺したいと思っても、

それを躊躇し、実行しないのが普通だと思う!!



人が理由もなく、

人を殺したいと思う人は、

ほぼ皆無だろう!!



たとえ理由が出来たとしても、

それを実行するのには、

躊躇し、二の足を踏むのも

理解できる!!



だからこそ、

裁判で裁く立場に立ったからと言って、

直接的ではないにしても、

人の人生を終わらせるということに

二の足を踏むのだと思う!!



そこに直接携わらない人たちが

死刑を簡単に言ってしまうが、

そんな簡単なものではない!!



別に、死刑反対論者ではないが、

死刑を実際に執行する立場に立った時、

その判断を下せるのか!?



殺人者である加害者よりも

それを裁く実行する人たちの判断、罪悪感、

そして、後に引き摺らないようにするためには…



この課題を

クリアできないからこそ、

死刑は簡単には下せない!!



以上

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