−鼻唄 我道往く−

昨日、

原子爆弾について、

少し語ったが、

今日は、

かつて日本でも

原子爆弾が

研究開発されていたことを語ろう！！



昭和１５年(１９４０年)、

理化学研究所の仁科博士が、

ウラン爆弾の研究を

進言されたのが、

始まりとされている！！



昭和１８年１月から

研究が開始された！！



翌１９年３月に

熱拡散搭が完成し、

濃縮実験が始まった！！



しかし、研究は難航した！！



原料であるウランの入手に困難！！



また、アメリカに比べて

効率の悪い研究をしており、



基礎研究も

ままならなかった状況であった！！



そして、

トドメは空襲！！



昭和２０年５月の空襲で、

熱拡散搭を焼失し、

事実上、

研究はストップし、

開発は断念された！！



その後は、

皆さんご存知の通り、



広島と長崎に、

原子爆弾を落とされる事になる！！



敗戦後、

日本が占領下に置かれているときに、

核研究施設は、

すべて破壊され、

研究も禁止された！！



占領が解除された後、

今ある原子力発電を

目的とした核技術の研究が

再開されていく！！



その後、

この分野では核非保有国の中では、

最も進んでおり、

核物質も大量に保有している！！



また、ＩＡＥＡ(国際原子力機関)による

最も厳しい査察を

受け入れている国であり、

その姿勢が評価されており、



"核兵器転用の疑いはない"



と言われている！！



現在、

日本人も核兵器を持つ事を

否定する人の方が多い為、

核兵器を持つ事はないだろう！！



ただ、諸外国から見ると、

潜在的に核兵器開発保有国だと思われている！！



・・・



長々と歴史について語ったが、

何が言いたいかというと、

日本も一歩間違えていたら、

被爆国ではなく、

核爆弾保有国になっていたのである！！



そればかりか、

原子爆弾最初の投下国になっており、

戦争の結末まで変わっていたかもしれない！！



当時の日本が勝っていたら…



とんでもない世の中に

なっていたかもしれない！！



それぐらい当時の日本は、

恐ろしい国であった！！



もちろん、

負けたことが良かったとか、

原爆を落とされた事が

良かったなんてことは、

ひとつも思わない！！



ただ、原子爆弾が当時…

いや今でも

最低最悪の爆弾であることは、

間違いない！！



また、それを日本でも

開発していたことを知っていて欲しい！！



時代が時代でもあるが、

科学技術も一度舵を間違えると、

とんでもない事態が起こる！！



このような事が

二度と起こらないようにしなければならない！！



以上